中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

文科省は解体すべきだと思う

文科省から、「新学習指導要綱」が提示された。
思い出してほしいのだが、戦後からこれまでの教育行政で
納得できるものがどれだけあっただろうか。
以前は、農家の方々は「農林省の推奨する逆をやると上手くいく」
と語り合っていたそうだが、農家の場合は個人経営だから、
それも可能だった。
しかし、文科省が決めたことに学校の教育現場は逆らえないので
従わざるを得ないのだ。
文科省の「役人」のだれが中心になって指導要綱を作るのだろうか。
文科省では「課長」はとても力のあるものらしい。
過去にも「ゆとり教育」を定めたことがあり、それを10年も続けて
失敗だと分かると、揺り戻しが行われる。
普通は前任者が決めた指導要綱に根本的な見直しができないから、
失敗が分かるまで、様子を見ているありさまだ。
わたしは、日本のように国民の多い国では、各都道府県別に
教育権を任すべきだと思っている。
幕政の頃は、それがうまく行っていたからだけでなく、競い合うと
言う意味においても、小回りが利くという意味においても、教育権
は、国単位でまとめるべきではないと思う。
問題は、各都道府県に「人材」がいるかどうかだが、現在の文科省
には、何十年前から不満をいっぱい持っている。
正直な言い方をすれば・・・馬鹿かと・・思ったことが何度もあった。
学校現場の教師たちの中にも、同じような思いを持っている人が
多いのではないか。
そういう声を文科省はどうして拾い集めて活用しないのだろうか。