毎月第2水曜日に開催している「がんサロン」
今日も神戸・三宮駅近くのAASJさんの事務所で開催されました。
強い雨が降ると予報が出ていた中、11人が集まった。
生き方、死に方について、かなり突っ込んだ話し合いが行われた。
最近話題の「平穏死」・・枯れるように死ぬ・・のは、本当はそうはいかない。
枯れるように死ぬなどというのは、言葉のあやだとおもう・・と、身内のかたの
死を見てきた人たちがいう。
人間は、そう簡単に枯れるようには死ねない。
じゃあ、どんな死に方がいいのだろうか。
そういう場合の家族はどういう対応ができるのだろうか。
グリーフ・ケアは、すでに死の前から始まっているのではないだろうか・・。
患者だけではなく、家族の立場からの考え方も話し合われた。
医療の選択は、それほど簡単なものではない。
患者が選んでも家族が納得しない場合もある。
そして、患者が亡くなったあと、遺族の側は医療の選択の結果を引きずる
こともある。
みんなが、正面からとらえながら話し合った。
きれいな死に方、楽な死に方などは望んでなるものではなさそうだ。
今という時を、精いっぱい納得できる形で生きることが大事かなと。
先日掲載した「宮沢賢治に倣って作ってみました」(7月6日掲載)を読んで
くださった方が、 私も、あれに倣って作ってみよう…と仰ってくださいました。
うれしいね。