昨夜の五輪代表を選出する日本選手権。
男子百メートルは雨の降る中の向かい風の中で行われた。
競馬に例えると叱られるかもしれないが「重馬場」だったので、
何かが起こると予想していたら、的中した。
第3の男であるケンブリッジ飛鳥選手が優勝を決めて、まさか・・の
五輪出場を決めた。
桐生と山県は、これまで4回戦って、山県の3勝1敗で昨夜もそこが注目だった。
すでにリオ五輪代表に内定していたものの、まさかの3位に敗れた桐生は
取材エリアで号泣した。
「何も言えないというか、何なんですかね…。こんな形で五輪を決める
予定じゃなかったですし、一番嫌な決まり方というか、インタビューも笑顔で
受けるつもりだったんですけど、人前で泣くとかは嫌ですし、泣くなら勝って
泣きたかった。あまりにも情けない。『優勝して来る』って言ったのに、
応援してくださった方に申し訳ない」と悔し涙が止まらなかった
第1の男へと変貌を見せるかもしれない。