以前にサッカーの何でもありのプレーについて苦言を書いたことがある。
いわゆるラフプレーと言うものだが、やって許される程度のプレーと、
許されないプレーがある。
スポーツがフエアプレーだと思っている私が古い人間なのかも知れないが、
陸上競技や水泳競技などは、その点はっきりしていて分りやすい。
審査を伴う競技にもいろいろ問題はあるし、スキージャンプ競技などでも
あったように、ルール変更で公平さを疑える場合も多い。
だから、世界のスポーツはとても「きれいごと」ではなくなっている。
それにしても、今回のFIFAの不正はあきれたものだ。
2010年のワールドカップ開催地を決める投票にも不正があったという。
ここまで来ると恐ろしい。
ワールドカップ予選での疑わしいゴール判定に対して抗議したメキシコ
に5億円も払って口封じしていたことも判明している。
何でもありの体質はトップの体質でもあったのかとがっかりだ。
ワールドカップ開催に向けて立候補するつもりだった日本も、この事件で
腰が引けてしまっている。
この一連の余波が日本の幹部にも及ばないとよいのだが。