民主主義ってなんでしょうか。
たとえば、国会で新しい法案を作るときには、賛成票の
多い方の意見が通過します。
ころから「新自由主義」と言うのが台頭してきて民主主義が
破壊されつつあります。
経済再生を図りました。
正社員を減らしました。
高齢者などの弱者いじめをしたことでも知られています。
郵政民営化が国民に何か利益を与えたでしょうか。
さて、新自由主義者たちは、国民を無視して、民主主義を壊し
続けます。
分りやすくいえば、今アメリカが主導で進められている「TPP」
です。民主主義国会では多数決でものごとが決められますが、
国会の議決を上回るものがあります。それは「条約」というもの
です。TPPに合意して条約を結ぶと、その条約が、民主主義を
括ってしまい、国民の不利になることがあるのです。
韓国はアメリカとの2か国間でFTAを結んだために、医療や
保険、農業などで不利な条件を飲まされました。
国会をも上回る力が条約にある。それを利用して、国民の口を
塞ぐことによって民主主義という国民の権利を奪っていく、それが
新自由主義のやり方です。
この手のやり方が、今や世界に広がりつつあります。恐ろしい
時代になりつつあるというのは、そういうことなのですが、お判りでしょうか。
AIIBは、中国が真正面からアメリカを敵に回しての「新提案」です。
世界の57カ国が加入を申し込んでいます。アメリカ、日本以外の主要国
も参加を表明しています。
さて、出資金の多さも問題だし、新たな「括り」も問題だし、取り残される
のも問題であるし、国益を考えて、なにが正しいのか、その判断は
難しい。アメリカと中国の覇権争いに渦中に巻き込まれて、今後も日本は
むつかしい選択を迫られることが増えるだろう。
その先に「戦争」という流れが、あるだろうと多くの専門家が考えている。