中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

医療の進歩と命(2)

 難しいタイトルを掲げているが、理路整然と書いていこうとは思っていない。
 
私が現在経験していること、経験してきたこと(たくさんある)見聞きしてきたこと
(これは膨大だ)を思うがままに書き進めていくので、ご了解いただきたい。
医療者には、やや厳しい指摘をするが、決して「医療不信」とか「医療批判」
ではない。生で感じていることを、正直に書き進めるだけである。
 もし、医療者が読んで不快に感じるとするならば、ご自身にも思い当たる
面があるのか,同業者を庇う体質があるのだと、ご反省いただきたい。
 医師にはいろんな性質の方がおられる。もちろん、どの世界でもそれは
変わらない。しかし、医療の世界では「いろんな医師がいて当然」と簡単に
開き直ってほしくない。なぜならば、迷惑を受けるのが患者なのだから。
 私が長らく「かかりつけ医」としていた医師は、特に不快なタイプではない。
だからこそ不満があっても・・・まあいいか・・と、長い間受診してきたものだ。
何度も書いたので、またかと思う人もおられるでしょうが・・昨年5月19日に
呼吸困難で歩けなくなった日に受診し、その後も半年間にわたって苦しみ
を訴え続けたのに、10月になって「その苦しさは分らんわ」と、その医師が
言ったので見切りをつけた。
 彼の場合、午後4時きっかりに診察券を出して受付を終えると、大体10分
程度で名前を呼ばれる。
「体調はどうですか、何かありましたか」「言え何も」と答えると、胸と背中に
聴診器を当て、血圧を測り「薬はいつもの通り出しておきましょう」
ここまで約3分。
 私が、痰が多く出て喘息の状態が悪いというと、同じ手順の後に薬が
増えるだけ。約4分ぐらい。
 肺炎症状まで悪くなっているときは「点滴をしましょう」点滴を受けるので、
この場合はプラス30分以上かかる。
 妻に場合はもっと早い。2分ぐらい。私と妻と二人で5,6分で終わるという
動く歩道に乗っているように早く終わる。
 私が強く「苦しさ」を訴えて「ではCTを撮ってみましょう」と彼が得意?のCT
検査をした結果が先ほど書いたように「苦しい苦しいというので、何か写ると
思っていたが何も映っていない。私には中原さんのいう苦しいという意味が
分らない」と言ってのけたものだ。
 それから僅か半月ほど後に「肺塞栓症」で命を落としそうになったところを
神戸労災病院の小澤医師によって救われた。めったに見つからない病気
なので、「肺塞栓症」で入院していましたというと、多くの医療者は「よく見つけて
もらえたね。どこの病院で?」と尋ねられる。
 次回は今回書いたかかりつけ医とは逆のタイプの医師について書こう。