怪我には勝てず、豊真将が引退することになったのはさびしい。
友人のオーストラリア人が、「気持ちが良い。負けてもあんなに丁寧な
礼をするなんて、やはり国技だな~」と感心していたのを思います。
礼に始まって礼に終わる、これが相撲の基本だったのに、いつも間にか
チョンと首を下げる程度の礼になってしまった。
親方衆の指導が足りないのだろうが、情けない。
そんな中にあって豊真将は素晴らしい「作法」の見本を土俵で見せてくれた。
勝っても負けても、彼の作法を楽しみに観てきただけにいなくなってさびしい。
誰か、彼の作法を受け継いでくれないものだるか。