私の若いころには世の中の恐いものの順を「地震・雷・火事・おやじ」
と言っていたものだ。当時の常套句でもあった。
しかし、今の若い人たちには「おやじ」は怖い存在ではなくなっているだろう
から、親父(おやじ)は除いておこう。
だろうか。
水が怖いのは、その速さと強さである。どういう訳か私は子供のころから
水が怖いと知っていた。高台に住むわが家の足元に大きな池があった。
英語ならレイクと言うだろう大きさである。明治時代にその堤防が決壊して
町が水没したのだろ、祖父から水の怖さを何度も教えられたからだろうと
思う。そう思うと、教育の効果とはすごいものだ。私の頭に水の怖さが
しっかりと刷り込まれたのだから。
火事も怖い。だが逃げる時間が有る場合が多いので第3番目とした。
風邪(インフルエンザ)が怖いのは、私が喘息もちであると同時に高齢の
ゆえかも知れない。だが、インフルエンザが第1位となる時代が来るかもしれ
ないと考えている。
アフリカのエボラ熱は、今のところ人知ではなかなか防御できないようだ。
新型の鳥インフルエンザが出てきた場合も、人知では防御できないかも
しれないと恐れている。