中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

メニエール病状と診療科選び

 体調に変化があり、症状が現れる。
 たとえば、右下腹に激しい痛みがある場合などは盲腸炎などが疑われる。
 救急車で運ばれても行く先がほぼ決まっている。
 しかし、もしさまざまな症状がある場合には、どの診療科を受診すればよいの
 だろうか。
 例えば・・・ということで書いてみよう。
 ◆メニエール病についてはウイキペディアで検索していただきたいが、
 突然に回転性眩暈が起こり嘔吐下痢を伴い、トイレに行くにも立てないので
 這って行くより他ないという強烈な症状である。何度も繰り返し症状が出るたびに
 難聴がひどくなっていく。難病に指定されていて、病気の原因は分っていないが、
 内耳が原因だということはわかっている。
70歳台 女性、
 ※ すでにこれまでに何度もメニエルの発症があった女性の場合とする。
   ある日、突然に周囲が回転する眩暈があり、強い吐き気があり、下痢も伴った
   症状がある。
   この場合は間違いなくメニエルと判断できるが、眩暈がひどいので病院には
   連れていけないし、行ったところで病院も処置のしようがない??
   (救急車を呼ぶと病院では症状の苦しい中でCTなどの検査をした挙句に
    メニエルだと判断され、耳鼻科に回されることになる。すでにメニエルの経験のある
    人は、静かに症状が治まるのを待つしかない)
 ※ 1週間ほどして、吐き気はまったくなくなったのに、下痢と軟便を繰り返し、
   そのたびごとに強い腹痛を訴える。また下痢や軟便のたびに眩暈が起こる
   ある場合には眩暈があって下痢や軟便になるときもあって、どちらが原因なのか
   分かりずらい。患者にはひどい耳鳴りがあって、眩暈のたびに耳鳴りもひどく
   なっていくようだ。
   また、眩暈がおさまっているときも新聞や本が突然のように読めなくなってきたのは
   なぜか??? 視力が衰えた?  急に乱視になった?? 脳にも関連があるのか??
  (このようなケースをかかりつけ医に訴え、地域連携によって大病院を紹介してもらう場     合、どの診療科を紹介してくれるのだろうか。かかりつけ医の判断で紹介先が微妙に
   違ってくる可能性も。メニエルと判断すれば耳鼻科だが、はっきり言って耳鼻科に行って    も、長い時間待たされて結果は何も出てこないだろう。
   以上の症状などから、場合によっては神経内科への紹介も有り得るが、神経内科
   受診しても、バランス検査などには耐えられず、患者が辛い思いをするだけになりそう     だ。診断が難しいだろう)
 ※ 腹痛を訴える場所は、S字結腸の辺りらしい。かなり以前から便秘タイプであり、便秘薬を   用いた後などに下痢や軟便があり、腹痛があったようだ。
   回転性の眩暈を除くとこれまで繰り返してきた便秘による諸症状のようにも見える。
   (大腸カメラの検査が必要なケースでもあるが、早朝に起きることが不可能・・・
    必ず眩暈を起こす・・・だし、2リットルもの下剤を飲み、何度もトイレに駆け込む
    ようなことはとても患者は耐えられない。かといって、大腸検査のためだけの
    入院は認められないだろう。
    だから、メニエル症状のことは伏せて腹痛のための検査入院と称して入院し、
    CTやMRIなどほかの検査も含めた上での大腸カメラ検査という手段を取らざるを
    ないのか?。この場合は内科を紹介してもらうことになる。)
  ※ 以上のような症状がある場合、どれかの診療科に絞って受診することが
    難しく、結局は内科を受診し、様々な検査を受けて、あちこちの診療科を回される
    ことになるのだろうか。そうなれば、患者の体力が持たないが、病院は患者の
    都合までは考えてくれないのではないか・・・。
  ※ 一つの例を掲げてみたが、このような悩みを持っている患者も多いのではないかと
    思える。病院を紹介(地域連携で)するかかりつけ医の能力によっても判断が
    違ってこようと言うものだ。患者の訴える症状が多いほど医師は混乱し判断を
    間違える可能性がある。患者と医師の信頼関係を普段から作らなければならないし、
    信じるに足る医師は誰なのか??と言う判断も難しい。
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   昨日、胃がんを告知された方から相談があった。詳しいことは書けないが、
    やはり「がん」の告知を受けると動揺してしまうのだろう。
    胃の3分の2を切り取るといわれると恐怖と命の問題を感じて恐れをなす。
    一つだけ助言しておいた。
    がんは急速に大きくならないので、焦らず、のんびりしてください・・と。
    その上で、病理のセカンドオピニオンは、とても大切なので私のアドバイスに従って
    病理のセカンドオピニオンを受けてくださいと助言し、手続きしてをしておきました。