中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

家系図・家紋の嘘と真(1)

 東京都知事選に細川氏が立候補することになって、改めて細川家が
注目されている。
 細川家というのは名門であり、由緒正しい家柄である。家系的に芸術性もある。
ただし、政治家としては日和見主義だったような気がしている。あの戦国時代を
生き残ってこれたのも、変わり身の早さだったかもしれないし、先を読む力が
すぐれていたと言えなくもない。
 そういう点では小泉氏にもあって、二人のタッグマッチは面白いと思っている。
さて、家系図について書いておきたい。
 これほど信頼のおけない、嘘の世界はないといってよい。
現在も家系図屋さんが存在するが、」明治期にもたくさん存在した。
それだけではない、たとえば江戸幕府を創立した徳川家康の場合にも、彼の本当の
過去が分かっていない。家康は何度も家名を変えたいきさつもわかっており、家康の
父や祖父のことなどは謎のままになっている。
 司馬遼太郎さんの調べでは、家康の父は地方に薬を売り歩いていた人ではないかと
推測していたように思う。
 家康以後の徳川家については、一応筋が通っている。ただし、正妻のほかの女性が
何十人、何百人という中で、家系図の中にあらわれる子供たちの母親の素性は確かではない
と思われる。ということは、家系図が正しいとは言えない。