「喉元過ぎれば熱さ忘れる」
昔の人は、なんとうまい言い回しをしたものだと感心する。
いることがうかがえる。
しかし、あと1か月もすれば、多くの人たちは忘れ去っていくのでは
ないだろうか、と心配する。
あの福島原発事故のような、世界が注目を続けている大事故でさえ
すでに多くの人は「われ関せず」という感じでいる。汚染水問題だって
「何とかなるのだろう」という程度の受け止め方しかできていないのではないか。
もちろん、これは日本人独特の体質かもしれない。忘れやすい、考えない。
外国へ旅行する人が、今年は記録的になるという。外国へ何をしに行くの
だろう。名所旧跡見学?? なにを観たいのか、、、想像がつかない。
観るだけでは何も得ることはない。なにを感じられるか、そこから何を
学びとれるかが大切なのだけど。せっかく外国まで行くのだから、何かを
学んでほしい。
そしてできれば、その国の人と、あの戦争について語り合い、原発事故に
ついて語り合ってほしい。外国の人たちは、日本人のように「忘れ去って」は
いないことに気がつくだろうから。