中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

ドイツ首相がオバマ大統領に「盗聴しないで!」

 安倍内閣が最も力を入れているのは「特定秘密保護法案」である。
国益のため国家機密を守るというのが、そのお題目である。
 高齢者は戦時中の特高恐怖を思い出し反対する人も多い。
 
 安倍さんが国家機密を守るために新たな法律を作ろうとしている
この時期に、とんでもないことが起こっている。
 ドイツの首相がアメリカ大統領に直接電話をして「私の携帯電話を
アメリカが盗聴しているのをやめさせてほしい」と言ったのだ。
???と思うだろう。そんなことがあるはずはないと思う人は正常な
感覚の持ち主だ。
 でも、アメリカはかなり以前から盗聴の名人でもある。
以前にも書いたが、日米交渉を何度も盗聴されていたことは、アメリカの
公文書によっても明らかになっている。
 もっと前の、日米開戦前の和平交渉の時も盗聴されていた疑いがある。
いまや、同盟国のトップの携帯まで盗聴している疑いが強くなってきた。
安倍さんは、国内の秘密の漏えいを防止するのもいいが、安倍さん自身の
携帯さえも盗聴されている疑いがあることを知るべきだと思う。
 
 TPP交渉は、外交下手な日本に勝ち目はないと以前から思っていたが、
こちらの手の内を知られてしまっていては、勝ち目のあるはずがない。
過去に何度も煮え湯を飲まされた日米交渉だが、TPPの場においても同じ
轍を踏む可能性大だ。
 アメリカと中国は、目に見えないところでの「裏外交」にも長けた国である。 
携帯電話やインターネットを通じての「外交指示」などは、すでに相手に
知られていると思わなくてはならないだろう。
 あの・・太平洋戦争(日本では大東亜戦争)も、日本軍の暗号はすべて
アメリカ軍に解読されていたことも、今では誰もが知っている「事実」である。
あれから、70年以上を経ても、同じことを繰り返しているのが、我が日本でも
ある。