いじめが増える傾向にあり、その対策に各方面の人が懸命に解決策を
模索している。
はっきり言って、学者や官僚がどんなに知恵を絞っても、解決できないだろうと
思っている。頭で考えて解決できる問題ではないからであり、官僚や、学者が今の
状態を作り出した責任の一端があると思うからだ。
若者たちに、無気力、無責任なものが増えた原因は何かを考えるには、
学者や官僚たちを総入れ替えしなければならないだろうと思う。
いじめ対策を本気で考えるならば、いじめ対策に本気で取り組んできた
現場の声をもっと取り上げるべきだろうと思う。
私は今の教育現場の能力が落ちていると考えているが、それはすべての
教師ではなく、一部の教師は熱心に取り組んでいる。
だが・・しかし・・。どの学校でも生徒指導担当に体育系の教師を充てる
傾向にある。
ここでもはっきり言うが体育系の教師は単純な人が多い。生徒の複雑な
心境や信号を読み取れる体育系教師はごくわずかしかいない。
体育系教師に「生徒指導」を丸投げしているような学校は、いじめ問題
を、押さえつけるだけで根本的な解決が出来ないものだ。
だれを生徒指導担当にするか、その人材がいるのかいないのかに
よって選択は難しかろうが、校長のセンスが問われる問題でもある。
そして、誰を校長にするか、その任命権者こそ、教育現場の重大さを
もう一度考え直すべきではないだろうか。