中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

第2の人生(12)

 生活に不自由がない程度の家具、電化製品、台所用品などすべてが整ったのは、
入居後10日以上たっていた。客間のソファーなどは、1ヶ月近く経ってから運び込まれた。
何しろ、二人で住むには広すぎる家である。HPに写真を掲載してあるが、写真でみると
それほど大きな家には見えない。あちらの家は、床を高くしないので、外から見た目には
低く見えるからだろうか。それでも、日本の標準的家屋に比べて、はるかに天井も高く
作られている。
 家は約250平米ほどだが、土地は250坪以上あったので、前庭が広く、バックヤードと
言われる裏庭も広い。裏庭にはプールもある。
 入居して、少し落ち着いてくると、前庭の作りが気に食わなくなって改造に乗り出した。
毎日、朝から夜暗くなるまで、妻と二人で土木作業をやったのだが、最初の1カ月間で
73キロあった体重が68キロまで落ちた。良く働いたものだ。
 その後1年ぐらいで裏庭の改造もやって、一応は気に行ったガーデンを作ることができた。
コンドミニアム生活と違うところは、こういう作業が多いからだと思う。しんどいが、やりがいがあり、満足感が違うと思っている。
 家を買う時には、ロケーションの良さが気に入ってあまり気にしなかったのだが、よく見ると
築10年の家の玄関ドアーが痛んでいたので取り換えることにした。普通の既成品は売って
いるが、少しはぜいたくをしようと、ステンドグラス風ドアーにすべく、探しまわった。
 デザインを決めるところから、彩色まで関わったが、面白い体験だった。
出来あがったドアーには満足している。私たちが、この家を売ってから、かなり内装を変え
て売りに出しているのをインターネットで見つけたが、玄関ドアーは、あの時のままになって
いた。