中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

ゴルフとマージャン

 この歳まで生きていると、いろんな人との出会いがある。
「商売をしている間(商店経営の人)は、絶対にグルフをやるな!」と、親父の
遺言でね・・といって、ゴルフには付き合わなかったが、彼は、マージャンなら
商売が終わった夜に出来るから、やってもよいという遺言だったそうだ。
 また、別の人は「マージャンは、賭けごとだからやってはいけない」との遺言
だったそうで、ゴルフには行ってもマージャンはやらなかった。
 本当に遺言だったのかどうかは定かではないが、断る言い訳に使っていたの
かもしれない。
 私はと言えば、タバコは最初から一切やらなかった。戦中に配給のきざみ煙草
を手巻きさせられていた時から、こんなものを吸う大人になりたくないと、思っていたからだ。
 酒はというと、先祖代々、酒で失敗している家系だったので、私できっぱりと断とうと
思ったので、40歳までは、一切飲まなかった。
 40歳の時に「胃がんの可能性が大」だと告げられて、それじゃ先祖代々好きだった
酒というものを少し飲んでみるか・・という感じで、お付き合い程度飲めるようになったが、
ぜんそくが発症してからは飲まなくなった。
 ゴルフは、40歳の時に縁あって始めて、3年間ほどは月に2度ほどプレーしていた。
その後、しばらく遠ざかり50歳を超えてから、年に数度程度お付き合いをした程度である。
なぜならば、多忙でゴルフに行っている時間が取れなかったからだ。
 マージャンは、引退を決めた時に、老後に楽しむために覚え始めた。そして、いまも
月に1・2度楽しんでいる。78歳になってマージャンが出来ているというのはすごいこと、
と人から褒められる。しかし、私にとってのマージャンは、「たかがマージャン」であって、
真剣なものではない。ゴルフもそうだった。うつつを抜かすほどのめり込むことはなかった。
 オーストラリアへ移住してからは、近くて安いゴルフは、ぜいたくなものではなくて、
生活扶助を受けている人だってやっているほどポピュラーなものだ。
 酒も、ゴルフも、マージャンも、仕事に差し支えるほどやるという人は、はっきり言って
仕事で大成はしない。昔から、「銀行はシングルに金を貸さない」という諺があるほどである。
 特に、ゴルフの場合は、他業種の人たちと楽しむことが良い。同業者どうしでやる人も
いるが、物事を深く考えるきっかけにもならないだろうと思う。
 仕事と全く関係のない他業種の人と交わるためには、ゴルフは素晴らしい機会を
作ってくれるだろう。
 マージャンは、大きな金を賭けてする馬鹿どもが多いが、それは楽しみではなく、苦しみ
でしかないと思う。ゴルフもマージャンも、人生に彩りを添えて楽しむものではないだろうか。