中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

「学ぶ」「読む「経験する」(4)

 「学ぶ」には、様々な要素を求められる。まず、もって生まれた
知能であり、家庭などの環境である。良い環境があっても、持って
生まれた知能が低くて伸ばせられないこともある。能力を持ってい
るのに、育った環境が、その子供の順調な知能生育を阻害している
こともある。前に書いたが、「トマトの木」の場合と同じようなこ
とが言える。
 環境というものは、資金的に恵まれていればよいと言うものでは
なく、困窮家庭であったからこそ、頑張ってこられたと言う人もいる。
恵まれた環境で、すいすい勉強できた人は、学びの場での点数に較
べて実社会での働きが鈍いような気がしている。
  持って生まれた知能を埋もれさせてしまうか、開発させられる
かで、子供の将来は大きく違ってくる。両親や教師は教えると言う
よりも「ひきだす」ことをまず考えるべきだ。引き出すと言うと面倒
なようだが「きっかけを与える」「認める」という言葉に置き換えて
もよい。
 子供の持っている才能を両親が分かっていない場合の方が多いので
はないか。分からないのに「引き出せ」ない。だから、認めて、きっ
かけを与えることで、引き出していくことを考えるようにすると、
誰にでもできる。誰にでもできるが、そのためには大きな愛情が必要だ。
この場合の愛情とは、子供を自分の思うままに従わせ、振り回すことで
はなく、子供の持っている隠された才能をじっくり引き出していく
、優しさが必要だ。