中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

原発事故・問題点の検証(6)

この原発事故・問題点の検証シリーズでは、1~5までの中で
いくらかのミス入力(GEをGMとしたような)があったり、記入
漏れがあったので修正しました。もう一度ご確認をお願いします。
 
放射線の安全面での問題点を検証してみよう。
事故当初から、私は子供たちは早く50キロ圏内から出た方が
よい。50歳以上の人はじたばたする必要がないと書いた。
 
今回大問題になっているのがSPEEDI(スピーディー)と言われる
ものだ。放射線がどのような拡散の仕方をするか予測するものだ。
本来は、この予測値を関係県に通知しなければならないが、
地震後県側とのPC接続がうまくいかなかったという理由で
通知がされていなかった。意図的に隠されていたのである。
1昨日、政府は「むやみに国民の動揺をあおりたくなかったから」
と言い訳をしたものだ。
これは、私が「政府の立場に立ってものを考えると真実が見えて
来る。政府の発表などを待っていては遅いのだ」と書いたことと
ぴったり符合するではないか。
 
放射線は、爆発直後に大きく拡散したはずだ。だから、最初が
一番大事だったのだ。アメリカなど外国が、80キロ圏内の
自国民に対して避難勧告したのはそのためである。
政府がやったのは、その逆で、日を追うごとに範囲を広げて
いった。これは放射線対策としては間違っているが、国民
感情を勘案したということは、最初から読めていた。
いつも書くことだが、政府は国民をアホだと思っているらしい。