6月6日に「老後2千万円では足りないぞ」と題して書きましたが、
未だ今も国会で問題になっている。与党の鈍感さはさもありなん・・と
言う感じだが、野党まで2千万円問題にこだわっているのがどうしても
腑に落ちない。
老後2千万3円の預金でやっていけるのは厚生年金で毎月たくさん
もらえる人に言えること。 国民年金の場合だと6月6日に書いたように
5千万円から6千万円の預金がないと生きては行けません。
老後の生き方を考えるうえで「2千万円問題」は、一つのきっかけに
なるかもしれませんが、馬鹿げた議論をやっているものだと私は思って
います。 お役人が考えるものとは、こういう程度のものです。 庶民の
暮らしとは縁遠いのです。 前に掲載したものを今一度貼り付けておきます。
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2000万円の蓄えが必要と試算した金融審議会の報告書について「老後を豊かにす
る額を示したものだ」と説明し、不足額を表す赤字という表現を使ったのは「不適切
だった」と述べた。
このことについて考えてみよう。
65歳からを老後として計算していえ、95歳までで2千万円の預貯金がいるよと
いう「金融審議会」の報告書だった。 毎月5万円が不足するという計算で算出した
ことを詫びて訂正している・・と言うことだ。
95歳まで生きなくても、65歳から85歳までの20年間だって2千万円の蓄えでは
生きていけないですよ・・と、私は言いたい。 よほど沢山の年金をもらっている人
ならば2千万円の蓄えでもいいかもしれないが・・。 官僚たちが計算する基礎値が
どこにあるのか・・とても不思議な計算としか言いようがない。