中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

スリランカのテロ、自爆犯9人の不思議

 スリランカで21日に起きた連続爆発事件の首謀者はNTJの指導者であるハシュミだと
判明している。 彼はキリスト教徒と仏教徒に反発を持っていたという。だが、スリランカ
仏教の多い国なのに…と思ってしまう。
  なによりも今回のテロがすべて自爆によって行われたという点だ。テロは8カ所、自爆は
9人によって行われた。そのうちの2人は、最大都市コロンボの裕福な家庭の出身である
ことが明らかになった。兄弟はイムサス・アフメド・イブラヒム容疑者とイルハム・アフメド・
イブラヒム容疑者で父親のモハメド・イブラヒム容疑者はコロンボを拠点とする輸出企業の
創業者で、会社のウェブサイトでは「2006年以降はスリランカで最大の香辛料輸出会社」
の経営者らしい。。
 このテロ事件では359人が死亡、500人以上が負傷した。9名の実行犯が自分の命を
投げ出してまで、多くの人々を殺傷することに何の意義があるのだろうか・・と、思ってしまう。
 宗教とは、そこまで人間を追い込んでしまうのだろうか? そう言えば、ウム真理教による
サリン事件もよく似たものだった。手違いがあれば自分もサリンで命を失っていたかもしれ
ない事件だった。
 人を殺すことで、自分が天国とか極楽に行けると思わせる「間違った純粋さ」を利用する
指導者こそが大犯罪人なのだとおもう。
 宗教は時には人も救うが、戦争や争いの元にもなる。 間違った宗教の教えは、罪で
あって救いではない。