胸が詰まりそうで書くのも控えていたが、なにより心配なのがタイランドの
１３人の少年らの今後だ。
元気でいる姿が確認されたのが１０日目だった。イギリスの洞窟調査の
専門家たちによって発見された。 しかし、彼らを簡単には救出させられない
のが心配だ。 真っ黒闇の洞窟の中、足元には濁流が流れている場所で
１０日間も無事に過ごせたのはコーチの指導もあるだろうが、普段からサッカー
で鍛えた肉体が支えたのだろうと思う。
食料も水も救出隊によって十分に補給されたとはいえ、あの環境で子供たちの
健康をいつまで支えられるのだろうか。
少年たちはサッカー・ワールドカップはどうなっているのかと聞いたという。
少年たちにワールドカップのビデオでも見せてやれれば喜ぶだろうし元気も
出るかもしれない。 しかし・・往復１１時間以上もかかる場所であり、途中には
狭いところや水没しているところもあり、簡単に物資を運ぶこともできない。
潜水具を使っての救出も考えられているが、少年たちがそれを使うことの危険性
も指摘されている。 少年たちがいる近い場所の他の出入り穴があるかもしれ
ないと探しているようだがこれも容易ではない。
洞窟の規模が大きくて厄介だ。 洞窟へ行った経験がありますか？ 私たちが
行くのは「鍾乳洞」と言われる観光用の洞窟です。 私が最初に行ったのが高知県
の龍河洞でした。 その後、豪州パースでたくさんの鍾乳洞を訪問する機会があり
ました。その中の一つは蝋で作ったようなとても美しい鍾乳洞でした。 巨大な
鍾乳洞も三つ行きましたが、美しいというよりは巨大でした。 タイランドの洞窟も
そのようなものなのかと・・想像していますが、タイランドのものは豪州と違って
大きな森にすっぽりと囲まれているのかも・・と考えたりしています。森に囲まれて
いると、別の入り口を見つけるのがおんなんではないかと・・。
雨の予想もあるようです。 水位が上がれば救出隊の活動も困難になります。
世界中の人たちが心を合わせて彼らの無事を祈りましょう！！
