中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

理不尽を絵に描いたような「強制不妊手術」

 今日、強制不妊手術を受けたひとたちの一斉提訴が行われた。「違憲」だとして
国に賠償を求めたものでした。
以下の文章を読んでみて直ぐに分かる人がどれほどいるのでしょうか?
「 真にやむを得ない限度において身体の拘束、麻酔薬施用又は欺罔等の手段を
用いることも許される場合があると解しても差し支えない」
 以上は、1953年に厚生事務次官通知の文章なのです。
 (事務次官通達と言うのはいつの時代でも大きな力を持っているのです。)
 不良な子孫を残さないため・・とした、旧優生保護法のもとでの措置だった。
 上の文章は、力づくでも、麻酔をかけてでも、縄で縛ってでもやってしまえ、という
意味なのだ。 生活が荒れ、精神病院へ送られ、充分な  診断もせずに精神分裂症
とされて不妊手術を無理やりやられた人などが今日の提訴に加わった。
 それにしても次官通達の文章のえげつなさに驚き、呆れる。