中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

50年先を読む外交手腕とは

 韓国と北朝鮮は29日、首脳会談を4月27日に開くことで合意した。 
5月に予定されている米朝首脳会談に向けて着々と準備が進んでいるようだ。
 米朝首脳会談で問題となるのは北朝鮮の核を排除する問題だが、方法論や
段階的進め方などでアメリカが強引な手を使うことも考えられる。
 北としては一方的な核の撤退は「敗北」をも意味することから、アメリカと互角の
交渉に持って行きたいところだろう。
 もし、アメリカとの交渉が決裂した場合を想定して、中国との首脳会談で中国の
後ろ盾を確認したに違いない。
 4月27日の韓国との首脳会談で文大統領と金委員長がなにを話し合うのか?
朝鮮半島統一について踏み込んだ話し合いがあるのかないのか。いずれにせよ、
日本は蚊帳の外に置かれるだろう。
 アメリカファーストのトランプ氏に大きな期待はできない。 20年先、50年先を
読んだ外交を期待しているのだが・・。 やはり田中角栄氏は先を読む力があった
のだな~と、日中国交回復に尽くした彼の功績を今更ながらに考えている。
あれから47年が経つ。50年先を読む力とは・・こういうことなのかもしれない。