中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

免許更新制度の改革をすべき!

 近年は、ことあるごとに高齢者の運転を問題視したり認知症
取り上げることが多くなっている。この傾向は物事をしっかり把握
していない「偏向的思考」を持っている記者などによって書かれて
いるとしか思えない。
 何度も書いてきたことだが、高齢者の免許更新前の講習は記憶力
テストみなされていないことに大きな問題がある。
 高齢者運転者すべてがいけないように書いている人たちは、高齢者
講習の実際を詳しく知っているのだろうかとおもう。たぶん、何も知らない
で書いているのであろう。
 たとえば高速道路の逆走問題の場合、高齢者よりも20歳代の運転者
の方が圧倒的に数が多いことを知ってか知らずか書かれていない。
死亡事故の場合も高齢者による事故数が増えてはいるが、どの世代よりも
多いのではないのに、それは書かれていない。
 高齢者への運転免許更新講習において、認知症のテストを強化する
だけではなく、実施運転によってふるい落とせば一番確実なのだ。
どうして実施運転で適性を見ないのだろうか??大いに疑問なのだ。
講習会のときに行われる実施運転では、とんでもないくひどい運転をやる
人が少なくない。同乗している私が怖くなるほどのものでさえ、なぜかそれでも
OKになっている。 普段ほとんど運転をしない人たちは運転感覚さえ失って
いる。50歳以降に免許取得した人たちは、運転技術が身に備わっていない
場合だってある。 20歳で取得し、数十年間車を走らせてきた人たちとは
身体に浸み込んだものが違うのかもしれない。もちろん50歳を超えてからも
タクシーなどの運転で運転技術が体にしみこんでいる人たちもいる。
 ペーパードライバーや、めったに運転しない高齢者は、「対応」に遅れがでる
のはやむを得ない。認知症だけのせいではないとおもう。だから、本当は、
自分の車による路上テストをやらせるのが最適だと考えている。
 運転免許を取得するのに、箱庭のようなコースで試験をするのがオカシイ。
ほとんどの外国では市街地における路上運転テストなのだ。だから、高齢者
の運転免許更新は、路上テストを行うことで、免許更新できる人は一挙に10分
の1にまで下がるのではないだろうか。
 各メディアは、もっと真剣に現実を見てほしいと思う。まだある・・。若い人に
スマホ認知症が広がりつつある。当然だと思う。スマホを使えてもワードも打て
ない若人が増えている。入社してからワードを習う羽目になって嘆いているものも
いる。 なんでもスマホ時代に、「覚えなくてもよい」習性が身に染みているようで
若年認知症にもなりかねない人がいっぱいいるようだ。
 だから今後は、若い人の場合も運転免許更新時に、一定の認知症検査的な
手法を入れるべきではないだろうか。
 世代によって差別するのではなく、できない人は若くても下手であり、高齢でも
若い人より上手な人もいる。運転は技術だけではなく「読み」が重要なのだから。
 あと10年もすれば自動運転車の時代が来るだろう。そのとき免許はどうなるの?