中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

小沢征爾さん、凄い回復力でベルリンでタクトを振ることに

クラシックフアンならずとも、世界的な指揮者である小澤征爾さんの
ことはご存じだと思う。
2010年に食道がんで全摘手術を受け活動を休止していた小澤さんの
回復後の活躍が凄い。小澤さんは腰にも大問題を持ち、肩にも問題を
持っている。オーケストラの指揮者は、頸椎や腰、肩に致命的な問題を
抱える人が多い。
それだけでも、大変なのに、食道がんの全摘手術を受けたのだから、
並大抵のことではカムバックできない。
手術後に村上春樹さんと対談した『小澤征爾さんと音楽の話をする』という
本が新潮社から(文庫も)発刊されています。
クラシック音楽に興味のない人も、ぜひお読みいただきたい優れた本です。
復活後は、サイトウ・キネンを中心に活躍されていて、その内容が高く
評価されています。
2016年にベルリン・フイルハーモニー管弦楽団で7年ぶりの指揮をされて
いますが、来年(2018年)1月にふたたびベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
の指揮をすることが決まったようです。
腰痛のため、飛行機に乗るのも大変な状態なのです。
以前に、N・Yのカーネギホールでサイトウ・キネンを指揮して大好評だったのに
そのあと腰痛で公演をキャンセルせざるを得なかったということもありました。
そういう中で、ベルリンに飛んでゆく・・もちろん、我々と違ってエコノミー席では
ないのですが・・それでも大変でしょう。
ベルリン・フィイルは、小澤さんがカラヤンさんから多くを学んだ場所ですから、
原点に戻って、カラヤンさんの墓参もするのでしょうか。
私と1歳違い・・それを思うと・・彼の凄い「気力」を感じます。
私は今日も、小澤さんがサイトウ・キネンを指揮した、ベートベンの第5、第9と
ブラームス・・などなどを聴いて(良いイヤホーンに恵まれ)癒されています。