なにげなく、我が家の時計の数を数えてみたら12個もあった。
3部屋しかないのに、どうして12個もあるのかと思うかもしれないが、
本当にあるのだからしかたがない。
リビングに3個、寝室に3個、書斎に1個、台所に1個、洗面所に1個、
トイレに1個、そして夫婦の腕時計がそれぞれ1個ずつの合計12個。
そのうち、文字盤があるのは7個で、デジタル表示のものが5個ある。
時計と言えば、私が育った田舎の家には柱時計が1個しかなかった。
どこの家も当時は、たいていは1個だったように思う。
柱時計のねじを巻くのは私の担当だった。 べつに担当と決められて
いたわけではないが、時計に興味を持っていた私が自然と、毎日同じ
時刻にねじを巻いていたのだった。
時計のねじを巻くと言っても、いまの若者には分からないだろうなと
思う。
時計の自動巻きとか水晶発振の時計ができてから40年以上も経つ
からだ。
私の腕につけている時計はローレックスの「デイジャスト」で、買ってから
もう42年も経つ。普通は5年に一度は分解掃除をしないといけないそうだが、
実はまだ一度も分解掃除に出したことはない。
ガラス面も傷だらけになっているし、腕輪の部分にもくたびれが出てきて
いて、いかにも古いという感じがしてきた。月に2分ほどの狂いも出てきた
ので、いよいよ分解掃除をしなくてはいけないのだろうが、それが高価なので
ついつい・・放ってある。
先日「高価買取」と言う店にひやかしで入って見積もってもらったら、16万円
だという。まだそんなに値打ちのあるものなのかと・・改めて大切にしようと
思っている。
話を戻すけど・・我が家に時計が多いのは、時間を見るためではなくて??
体調管理のために温度、湿度を測るためなのだ。
リビングにはデジタルの時計の2個に湿度、温度計がついているが、それとは
べつに、湿度、温度計も置いてある。
だから、時間を見るよりも温度、湿度を見ることの方が多い。
昔は・・まだ腕時計が持てない若いころは・・街を歩いていて、店、店の中に
掛かっている柱時計で時間を確認していたものだった。
いまどきは・・・万一・・腕時計を持たずに外出したら、店には柱時計もかかって
ないし・・どうして時間を確認するのだろう???などと考えていると、馬鹿だな~~
携帯電話にもスマホにも時計がついているじゃないか! と、言われそうだ。
こういうところにも時代の移り変わりを感じてしまう。