交渉事というのは、だれもがWin-Winの関係を望むものです。
しかし、トランプ氏は明確にアメリカファーストを主張しているので
Win-Winという関係はないということになります。
パイプライン建設においても「アメリカ製品を使え」と指示しています。
トランプの言葉が脅しだけではないことを知っているトヨタ自動車は、
新たにアメリカに工場を作り400名を雇用する案を出しました。
トランプ氏の絶大な権限のもと、怯える結果となっています。
近いうちに、メキシコ、カナダ、アメリカとの協議が始まりますが、
一人勝ちしたい彼は厳しい条件を提示するでしょう。
その場合は、メキシコが三国間協定から撤退することも考えられます。
なんとか早く、アメリカ抜きの多国間協定ができない限り、トランプ氏の
独走状態を許すことにもなってしまいます。
日本は、本当に厳しい状況下に置かれています。
風が、どのように、どちらに吹くのでしょうか。