中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

「鑑定団」の鑑定を、みんな信じているのだろうか?

 『開運!なんでも鑑定団』は、常時2ケタ視聴率を記録する
 人気番組だ。
 わたしも2年間ほどはよく見ていたことがある。
 だが、どうにも鑑定が正しいのかどうかに疑問をもつように
 なってからみなくなっていた。
 今回、鑑定内容に疑義を持ち出す人が現れたというニュースには
 関心がある。
        
 『なんでも鑑定団』始まって、最大の発見ですね〉
 〈国宝になっていたかもしれない大名品です!〉
 昨年12月20日の同番組では、世界に3点しかないとされる中国の
 陶器「曜変天目茶碗」の“4点目”が新たに見つかったと放送された。
 中島氏が虫眼鏡を用いてじっくりと茶碗を鑑定し、電光掲示板には
 「25,000,000」が表示された。

  この大発見に異を唱える専門家が現われた。
 窯業で知られる愛知県瀬戸市在住の陶芸家・九代目長江惣吉氏で
 ある。長江氏が語る。
 「番組を見ていて思わず絶句しました。どう見ても中国の商店街で
 売っているまがい物にしか見えなかった」
 曜変天目の美しさに魅了された長江氏は、製造方法が未だ解明
 されていない「幻の陶器」の完全再現に親子二代にわたって挑んで
 いる。
 これまで長江氏は中国に28回赴き、現地研究者との交流を重ねてきた。
 昨年、NHKがその活動を番組で特集したほどの「曜変天目のプロ」である。

 さて、この問題の行方が気にかかる。
 国宝級なのか、ガラクタなのか?
 しっかり(鑑定)してほしいものだ。