『開運!なんでも鑑定団』は、常時2ケタ視聴率を記録する
人気番組だ。
わたしも2年間ほどはよく見ていたことがある。
だが、どうにも鑑定が正しいのかどうかに疑問をもつように
なってからみなくなっていた。
今回、鑑定内容に疑義を持ち出す人が現れたというニュースには
関心がある。
『なんでも鑑定団』始まって、最大の発見ですね〉
〈国宝になっていたかもしれない大名品です!〉
〈国宝になっていたかもしれない大名品です!〉
中島氏が虫眼鏡を用いてじっくりと茶碗を鑑定し、電光掲示板には
「25,000,000」が表示された。
この大発見に異を唱える専門家が現われた。
窯業で知られる愛知県瀬戸市在住の陶芸家・九代目長江惣吉氏で
ある。長江氏が語る。
「番組を見ていて思わず絶句しました。どう見ても中国の商店街で
売っているまがい物にしか見えなかった」
曜変天目の美しさに魅了された長江氏は、製造方法が未だ解明
されていない「幻の陶器」の完全再現に親子二代にわたって挑んで
いる。
これまで長江氏は中国に28回赴き、現地研究者との交流を重ねてきた。
さて、この問題の行方が気にかかる。
国宝級なのか、ガラクタなのか?
しっかり(鑑定)してほしいものだ。