中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

童謡「赤い靴」の歌詞知ってる?

 赤い靴履いてた女の子・・・という懐かしい童謡がありますよね。
 ずいぶん昔だけど、村上春樹さんが、この歌の中の「いーじんさんに
 つれられていっちゃった」という部分の解釈を募集したことがある
 そうなんです。
 たくさん応募があったようですが、
 「いいじいさんにつれられて」
 「ひいじいさんにつれられて」
 この二つが圧倒的に多かったそうです。
 中には「知事さんにつれらて」とか「にんじんさんにつれらて」と
 言うのもあったようなんです。
 「異人さん」という言葉が今では死語になっているからだとか。
 神戸の場合は「異人街」という観光名所があるので、異人さんという
 言葉は生きているとおもいますが。
 歌の場合は、うろ覚えで歌っている場合が意外と多いんですよね。
 兎追いし・・とうたうべきところを「うさぎ美味しい」と思っていた人が
 かなりいるそうなんだから。
 私の友人は、青い山脈の中の「古い上着よさようなら」を50年以上も
 「古い浮気よさようなら」だと思って歌っていたそうだから。
 とても歌のうまいひとだったし、どこででも大きな声で歌っていたんだ
 けど、ある日、ちょっと待って、いまなんて唄った?と尋ねてみると
 彼は、まぎれもなく「古い浮気よさよおなら」ってうたっていたのです。
 それを指摘すると、浴町(えきまち)さんという彼は、えっ!長い間
 信じて歌ってきたのに・・って・
 そういえば、向田邦子さんも書いていたが「泣くな小鳩よ」を
 「泣くなトマトよ」と妹が歌っていたとか、荒城の月の中の「めぐる盃」
 を、いつも間違えて「眠る盃」とうたってしまうのだとか。
  こうして書いてきて、ああ・・みんな古い歌ばかりだな。読んでくださって
 いる人たちに分かるだろうかと、思ってきちゃったのでやめます。