頭から足まで全身に病があるようなわが身だから、医者に
お世話になることも多い。
しかし、なるべく医者にはいかないようにしている。
とくに大きな病院には行かないように心掛けている。
調子の悪い部位があっても、自分でよく観察し、医者が必要か
どうかを、考える
先日、私が唯一「この人は凄い」と尊敬している医師のもとを
訪れた。3か月に1度の予約を取っていただいている医師でもある。
私の「肺塞栓症」を見つけてくださった医師なのだ。
とても見つけにくい、診断しにくい病気を見つけてくださったから
凄い・・と言っているのではない。
この先生の目線がやさしい。無駄なことは言わないが、必要な
ことを簡略にしてわかりやすく仰る。
簡単なことのようであって、何十人の医者のお世話になってきた
なかでもぴか一的な存在だ。
私が、今とても気にしている症状がある。だが、ほかの医師には
話したことがない。
うかつに話すと、検査とや投薬が増えるなどということになるからだ。
だが、この医師なら話せるだろうと、こちらも簡単に説明する。
「そうですね。中原さんが考えておられるように、検査をしない方が
いいですね。何かが見つかっても、中原さんの場合は、何もできない
ものね。中原さんの結論に私は賛成しますよ」・・と仰った。
自分のいのちの最後について、こういう自然な会話ができる医師が
いて、とてもラッキーな気分である。