だれも知っている宮沢賢治さんの「雨にもマケズ・・」を、自分史的に
賢治さんの詩に倣って作ってみました。笑ってください。
雨にも負けず
風にも負けず
雪や夏の暑さには負け
ひ弱なからだをもち
欲はあまりなく
たまにしか怒らず
笑っていることも多く
一日に５勺ほどの白米と
野菜と肉と魚などを食べ
あらゆることを
自分の感情にいれないようにし
よく見聞きし分かり
そしてよく忘れ
六甲山に抱かれたような
中腹のマンションの中にいて
東に患っている人あれば
見舞いに行き
西に亡くなった人あれば別れに行き
南にがん患者がいれば行って手を握り
北に暴力団に脅されている家族があれば
行って助けてやり
日照りの時は散歩もせず
寒い時期にも散歩せず
筋肉不足となって圧迫骨折し
慢性の腰痛もちとなり
２４時間鳴りっぱなしの強烈な頭鳴りをもち
難病をもち、欲張って前立腺がんももち
肺塞栓症で死にかけ、フイルターを入れたままの
からだになり
外痔核はどんどんひどくなり座るのもつらく
もちろんすべての医者にも見放されているが
明るく暮らしている・・そんな人に
わたしはなってしまった
