五輪アジア最終予選の準々決勝の、韓国とヨルダン戦。
韓国がヨルダンに1点リードしている局面でヨルダンのイフサン・ハダド選手が
オーバーヘッドキックを放った。
ボールはゴール前のバハ・ファイサルの方に流れ、ファイサルはヘディングで
ゴールネットを揺らした。
問題はここからだ。
主審はこのゴールを認めなかった。ヨルダンから激しい抗議が出たが却下し
試合はそのまま進められ、結果的に韓国の勝利となった。
しかし、主審がゴールを認めなかったのは、副審である大塚晴弘副さんが
オフサイドの旗を上げたためだった。
時折こういう局面を見る。せっかくあげたゴールなのに「オフサイド」で認められ
ないということが。
オフサイドポジションとは、FWが相手チームの後ろから2番目のDF(GKを含む)
よりも相手ゴールラインに近い所を意味する。
通常の場合はGKが最後方に立つので、相手チームの最終DFが基準となる。
今回の場合、ヨルダンチームが映像を公開しているので、誰が見ても「誤審」
が明らかだ。
どうしてこんな初歩的な誤審をしてしまったのか・・・日本人として恥ずかしい。
サッカーではプレーの展開が速い状況で副審が瞬間的にオフサイドの判定を
余儀なくされるが、試合のスピードについていけなくて頻繁に誤審が発生する。
ビデオ判定導入の必要性が提起されているが、試合の流れを壊すという理由で
国際サッカー評議会がビデオ判定導入に反対してきた経緯がある。
しかし、2020年にはビデオ導入が図られる流れにようだ。