シリア難民がドイツなどヨーロッパ各国への移住を望んで
脱出していることは誰もが知っている。
難民を率先して受け入れたドイツのその「許容度」を褒める
人が多い。
でも、本当はそうではない。
ドイツが受け入れた難民の多くは、いち早くシリアを脱出できた
人たちだけであり、後続組の難民受け入れまでには至っていない。
逃げるための資金があり、いち早く情報を得られた人たちをドイツが
受け入れたのだ。
トルコは、シリアから欧州各国への通過地でもあり、同じイスラム教徒
だけに難民たちを無碍に追い払うこともできない。数百万と言う難民が
トルコにとどまり続けているらしい。
テロの続発で世界各国は難民受け入れに否定的になっている。
難民受け入れに最も理解のある姿勢を歴史的に続けてきたアメリカでさえ、
難民受け入れに後ろ向きになっている。
大統領候補の一人のトランプ氏は極右的な発言を繰り返しているのに、
世論調査では支持率が衰えてないようだ。
私の持論がある。「中東問題に首を突っ込むと厄介なことになる。中東は
中東に任せるべきだ」中東は、別の世界だという認識を持つことが必要
だと思っている。
アリババの時代からそんなに変わっていないのだ。西欧諸国や先進国
と言われる国々は、中東をもう一度歴史的に学びなおしてほしい。