先日50歳代の女性と話をしていて、210日「ニヒャクトウカ」という
言葉を使ったら、分らないと言われた。聞いたこともないようなのだ。
雑節の一つだと言われているが、私の子供のころには、210日、
9月10日の「220日(にひゃくはつか)」は、恐れられていた。
なにを恐れるかと言えば、台風である。
210日は、立春から数えているので、ほぼ9月1日になる。
今年は、たまたま9月1日ぴったりなのだ。
最近では気象の変化で9月1日辺りに台風がくることも少なくなったが、
農家の人たちは、この日を恐れていた。
なぜかと言えば、この時期が米の開花期から実りに深く関係するから
だった。 最近は田植えの時期も早くなった関係から、それほどの影響が
ないのかもしれない。
今年の場合、もし9月1日、9月10日辺りに台風が来るとすれば、
台風17号~20号あたりになるのだろうか。
私の様々な分野での危機意識は、昔の人たちの教えの中から育ったの
かもしれない。