中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

不登校問題を考える

 かつて、私が創立した高校では、中学校で不登校だった生徒を
 積極的に受け入れてきた。
 そういうこともあって、今日文科省から発表された数字が気にかかる。
  2014年度に病気や経済的な理由以外で年間30日以上欠席した「不登校」の
 小中学生は、12万2655人で過去最高だった。
 調査結果によると、不登校の小学生は1691人増の2万5866人で、
 中学生は1608人増の9万6789人。
 文科省の担当者は
 「現場からは、『無理に学校に行かせなくてもいい』という親の意識の
 変化や、無気力な子供の増加を指摘する声が強い」とコメントしている。
 さて、皆さんはどう思われるのでしょう。
 身もふたもない言い方をすれば、私の子供のころには不登校の生徒は
 ほとんどいなかった。
 では何が原因で不登校が増えたのだろう。
 多くの要因は、家庭環境の変化だろうと思う。
 3世代の家族構成が崩れ始めたころから不登校も増えている。
 共働きが増えたころから不登校が増えている。
 一言で括ってしまえば「子供の心の拠りどころ」がなくなったことが
 不登校を増やす要因でもある。
 そして、不登校の子供にどのように対応してよいのかわからなくなって、
 「無理に学校に行かさなくても」という社会風土が出来上がってしまった。
 なによりも、親のレベルが下がってしまたことが最大の要因だろう。
 どのように下がったのか。今度書くことにしよう。
   大学・短大への現役生の進学率は54.6%で過去最高になった。
 特に4年制大学を選ぶ傾向がさらに強まり、約9割が4年制に進んだ。
 日本の大学は、入るに難しく出るに優しく、あまり勉強しないのに・・な。