昨夜(木)のBSプレミアムシネマを録画しておいた。
映画「浪速の恋の物語」を何十年ぶりかで観た。
中村錦之助の忠兵衛をみていて、早くに逝ってしまった彼を惜しむ気持ちが
湧いてきて辛かった。やはり彼は凄い役者だったなと改めて思う。
もっと長生きしてほしかった。
この映画は、最近の映画と違って作り方が丁寧だなとつくづく思った。。
出演者も一流の役者が揃っていて見応えがあった。
使っている言葉も納得できる。関西出身ではない役者も変な大阪弁ではなく、
まずは、ちゃんとした大阪弁だった。
だったが・・。
大道具、小道具もしっかりしていた。そういう意味でも、この当時の映画は
見応えがある。東映作品にしては(失礼だが)見事な作品だと思う。
先日、JR尼崎駅へ行った。改札を出てすぐ山手のところに「梅川」の石碑が
建っていた。
機会があれば、若い人たちにも是非とも観てほしい映画だ。
古いものには、それだけの値打ちがある。それは洋画にも言えることなのだが。
浪速の恋の物語
忠 兵 衛: 中村錦之助
梅 川: 有馬稲子
亀屋後家妙閑: 田中絹代
娘おとく: 花園ひろみ
田舎客藤兵衛: 東野英治郎
遣り手婆: 浪花千栄子