中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

懐かしい映画を観て再感動

昨夜(木)のBSプレミアムシネマを録画しておいた。
映画「浪速の恋の物語」を何十年ぶりかで観た。
1959年に東映が主力を投入しての作品で監督は内田吐夢である。
中村錦之助の忠兵衛をみていて、早くに逝ってしまった彼を惜しむ気持ちが
湧いてきて辛かった。やはり彼は凄い役者だったなと改めて思う。
もっと長生きしてほしかった。
この映画は、最近の映画と違って作り方が丁寧だなとつくづく思った。。
出演者も一流の役者が揃っていて見応えがあった。
使っている言葉も納得できる。関西出身ではない役者も変な大阪弁ではなく、
まずは、ちゃんとした大阪弁だった。
敢えて言えば、遊郭の主人役の進藤英太郎さんだけ、ちょっとおかしな発音
だったが・・。
大道具、小道具もしっかりしていた。そういう意味でも、この当時の映画は
見応えがある。東映作品にしては(失礼だが)見事な作品だと思う。
先日、JR尼崎駅へ行った。改札を出てすぐ山手のところに「梅川」の石碑が
建っていた。
機会があれば、若い人たちにも是非とも観てほしい映画だ。
古いものには、それだけの値打ちがある。それは洋画にも言えることなのだが。
片岡千恵蔵さんも浪花千栄子さんも懐かしい。
      浪速の恋の物語
   忠 兵 衛:     中村錦之助
   梅   川:      有馬稲子
   亀屋後家妙閑:   田中絹代
   娘おとく:       花園ひろみ
   丹波屋八右衛門: 千秋実
   田舎客藤兵衛:   東野英治郎
   遊郭主人:      進藤英太郎
   遣り手婆:      浪花千栄子