中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

「砂の争奪戦」(2)

  戦後、日本の大都会は焼け野原になった。焼け野原って
 どんな感じなのか・・建物が焼けてしまって、遠くまで見通せる
 ような中に、残骸が転がっているような感じだった。
 最初はバラックのような(バラックとは兵舎のこと)建物ばかりだった
 が、やがてコンクリート建物が続々と作られた。
 砂にセメントと水を混ぜてコンクリートを作る。その場合、ほとんどが
 砂である。
 1軒の家を作る場合に使う砂の量は、約200トン。 
 大きなビルの建設に使う砂の量は、約3000トン。
 高速道路建設に使う砂の量は、1kmあたり30,000トン
 原発1基に使う砂の量は、約1200万トン
 世界で年間に使われる砂の量は、150億トン
 
 地面を掘っても砂は獲れなくなった。そこで吸入アーム付き船
 が1隻200億円もの建造費をかけて作られ、海の底から砂を
 吸い上げる。もちろん、陸上に近い浅い海から吸い上げることに
 なるが、その結果として、陸上にも影響が出ている。