◆「脈を取る医師の表情診察し」
今日の毎日新聞朝刊の近藤流健康川柳に選ばれている
新宮市の三崎幸子さんの作品である。
なるほどなと思いながらもピンとこないのはなぜか?
今どきの医者で脈を取る医者がいるのかどうか・・・と、ふと
考え込んでしまった。
◆韓流時代ドラマなどでは脈を診ただけでさまざまな病気を
あててしまう。よほどの修練をして学んだのだろうが、病状が
かなり悪化してからなら脈で感じ取れる病もあるのかもしれない。
でも・・私の場合、昨年11月に入院時に看護師に脈を取られた
ことがあるが、それ以外に何十年と無いような気がするのだが。
最近は、聴診器診察でさえ怪しげである。
よほど苦境を訴えなければ丁寧な聴診器診察もしない。
◆モニター画面の画像を見たりデーターを見る時間に多くを費やし
患者と向き合っている時間が短い医師が多い。
患者の顔色をしっかりと診て、患者の声に耳を傾け、その訴えを
聞き、丁寧な診察と、確かな診断を行い、なるべく少ない薬で
症状の緩和を図り、分りやすく短い説明をしてくれる医師は最高だ。
そんな医師に出会った人は、それだけで幸せな人だろう。