中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

老いて気が付く素晴らしさ

 3月28(土)29(日)両日、日本がん楽会第7回美術展が開催
される。感動の美術展とも言われているが、毎年広い会場いっぱいに
作品が展示される。
来館された方々は、作品の素晴らしさに驚き続いて感動を受ける。
 毎年この美術展に出展してきたが今年は腰椎の骨折のために
出展をあきらめていたので、この時点でまったく作品が出来ていない。
しかし、素晴らしい言葉を知って、なんとかこれを書き上げたいと
思うようになった。腰をまったく曲げられないし、上手く書けるかどうか
まったく自信はないが、私の最後の作品(昨年もそう思いながら書き
上げたものだった)のつもりでやってみようと思う。
 そのような気持ちにさせたのは『脚力尽時山更好』という素晴らしい
言葉だった。
(老いると山を休み休み登らざるを得ない。だが途中で立ち止まって見渡す景色の
なんと素晴らしいことだろう。若者には見えない景色が、老いて発見できる。)
 1000年近くも前に作られた漢詩(玲瓏山)の中に見つけた
ものだ。どんな書体で書こうかな?楷書では面白くなさそうだしやはり
隷書で書こうかな・・・できるかどうかわからないが、この詩の心境の中に
入れば書けそうである。