中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

肺塞栓症・・その後(1)

 退院して約1週間が経つ。
 在宅酸素療法(HOT)をやっているが、これがなかなか厄介だ。
 自宅では、酸素濃縮器を使う。
 外出時には酸素ボンベをカートで引っ張って歩く。外を歩くときは、
 とても安心感があってよい。
 パルスオキシメーターをこまめに使って、どれほどの労作時に、
 どのような値になるのかをチェックして、酸素の使い方の参考に
 しようと試みている。
 先ず、外出時にオキシメーターがどのように変化するか。
 マンションの2階に住んでいるので、1階の郵便受けまで新聞を取りに
 行くのが起床後の習慣になっている。
 以前と同じように階段を使って行動すると、僅か数分のことなのに
 オキシメーターは85ぐらいに下がってしまう。危険域でもある。
 立ち止まって、大きく深呼吸を10回・・・やっと90に戻し、室内に戻って
 酸素(濃縮器)を使う。
 1階まで行くのに、いちいち酸素を引っ張るのも面倒だから、翌日から
 は、階段を使わないでエレベーターを使用することにする。
 これまで、1階に下りるのにエレベーターなど使ったこともなかったのに、
 と、悔しい思いをしながらも、まあ・・仕方ないか・・と思っている。
 分りやすく言えば、これまでのように、なんでもさっさとやれなくなったと
 いうことで、スローで動けば良いということだ。
 だが、パソコンの入力スピードなどは依然と全く変わらないし、早く打った
 からと言って息が上がることはない。
 「さっさと動く」ことが習慣になっているので、つい素早く動いてしまうと、
 突然苦しくなる。スロー生活が身につくには時間がかかりそうだ。