神様や仏様はいるのだろうか。
いるような気もするが…そうでないような気もする。
守られているような、突き放されているような気もする。
でも、私はすべて受け入れながら生きている。
思ったものだった。
私は若いころから健康体とは言えないので、何事も5年間計画で
一生懸命に頑張って生きる・・・それを繰り返しているうちに、80歳に
なってしまった。
入院するような病気と言えば、20歳の時の盲腸手術と40歳の時の
真珠腫手術だった。真珠腫は、今では割合簡単に手術を受けられるが
40年前はそうではなかった。実は20歳の盲腸入院の際に真珠腫が
分っていたのだが、当時のドクターは「今は手術できないが、何十年か
後には手術できるように医学が進むと思われるので、それまで待つ様に」
と言われていたものだったが、40歳になって名医に恵まれて手術は成功した。
弱体ではあるが、大きな病気はなかった。
40歳からの約20年間、全力投球での人生だった。
60歳の時、豪州で「喘息」を告知された。それから喘息と闘い続けている。
70歳の時、豪州で「前立腺がん」を告知され、手術もできない3期だと告げられた。
そして、今度80歳になったばかりで「肺塞栓症」になった。
60,70,80とあまりにもキリのよい年齢なので驚くが、これらの3つの病気は
どれも治ることのない病気でもある。一生付き合って行かなければならない
病気なのだ。それでも生かされているということは、必要だからかもしれないと
思うことにしている。
これを書いている最中にも、昨日の講演会に参加していたという方から電話がん
相談があった。彼のために、医者よりも素晴らしいアドバイスを贈れたと自負している。