泡まつ候補も含めて都知事選に16名が立候補した。
その中でやはり4名が際立っているのは誰が考えてもわかる。
では、4人の中で何を根拠に選ぶのかが問われる。
候補者の表現もトーンダウンして変わってきた。
「原発即廃止」というより、再稼働に反対と言っているのが
宇都宮氏と細川氏。
田母神氏は原発賛成で、桝添氏は様子見的な言い方。
東京都は電力消費という点では全国第1位。消費地である東京が
原発が要るか要らないかを決めるわけにはいかないが、都民の選択が
国の原発施策に大きな影響を与えるのは確かなことだ。
1000万人を超える東京都都知事は、一国のトップと言ってよいほどの
地位である。
だが、知事の権限とはなんなのだろうか。何を要求されているの
だろうか。
都民としては住みやすい安全な都市を求めているだろうし、住民サービス
を最重要視してほしいだろうと思う。
しかし、都民は求めるばかりでは東京の発展がないと思う。求めることより、
都に対して、あるいは住んでいる地域に対して自分が何ができるかが問われる
時ではないだろうか。
求めるより、地域への貢献がじゅうようだが、ここで問題がある。
行政の役人たちは、善良な都民の貢献への姿勢を汲みとめる才能と裁量が
ない。これは東京都だけではなく、どこの府県でも同じである。
だから、行政府内の在り方を見直してくれる人に、私なら投票する。
とはいうものの、どこ都市であっても、トップがなかなか手が付けられないのが、
内部改革なのだ。それができる人がいると、一挙に変わるのだが…。
それをやってくれる人はだれか。そんな人がほしい。