中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

消費税論議を起こしてほしい

 このブログでいろんなことを書いてきた。
最近の書いたものを見ていると愚痴ばかりのようで気が重い。
ツイッターの少し長めのものと思って読んでもらいたい。
 消費税を上げるかどうかと話題になっている。議題ではなく
話題程度だというのが少々問題だ。
 消費税が8%になれば、私のような年金生活者にとっては
負担増になって生活に響いてくる。
 3%から始まった日本の消費税は、すべての商品に均一に
消費税をかける仕組みから始まっている。
 しかし8%ともなればグラデーションをかけないと所得の少ない
人たちにとってはつらいことになる。
 ここではわかりやすいようにオーストラリアでの生活から例を引いて
書いておこう。
 野菜、果物は無税だった。米、あらゆる粉類も無税だった。
パンの価格を紹介するとグラデーションを理解するのに役立つかも
知れない。
 いわゆる食パンは無税だが、バターを混ぜ込んであるクロワッサンは
10%の消費税がかかる。その他の菓子パンもすべて10%の消費税
がかかる。
 生きていくのに最低限の食べ物には消費税をかけないで、少しでも
贅沢なものには消費税がかかるという仕組みである。
基本的には、農産物などの一次産品は無税で、加工したものには税金が
課せられると思うとわかりやすい。食パンなどは、加工されてはいるが
生活に欠かせない基本食材だから税がかからない。
 また教育費も無税になっている。このような消費税の在り方をグラデーション
をかけるというが、日本では計算が面倒だというような論議があるらしい。
 計算の苦手な豪州人やヨーロッパ人でもできることを、日本人がやれない
わけはない。政府の怠慢としか言えない。
 消費税値上げをやるなら、絶対にグラデーションシステムにしていただきたい
ものだ。
 もう一点、忘れてならないことがある。
日本の赤字国債発行額は1000兆円を超えた。世界最高の赤字国ともいえる。
その内容については説明がいるが、ここでは省くことにする。ただ、この1000兆円
という想像を絶する赤字国債を誰が作ったのかということを抜きにして、1000兆円もの
赤字があるのだから、それを改善するためには消費税値上げが当然という自民党
首脳部に問いたい。誰が赤字をここまで積み重ねてきたのかと。勝手に赤字を
作っておきながら、赤字だから税金を上げるとはよく言えたものだと腹立たしい。
 国民は、政府の言い分をしっかり聞いて反論するだけの知識を持っていてほしいと
願っている。
次は「TPP」について書こうと思っている。