中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

縦割り行政・こんな弊害も

今日、神戸市「文化交流部」に「名目後援」の申請用紙を受け取りに
行った時のこと。
これは「わが課ではなく、福祉局でしょう」と」いう。
私たちは、全国でも珍しく「がん美術展」を開催している。今回は3回目と
なる。1,2回目は予想以上の作品の集まりで出展数は250点を超えた。
見に来て下さった方々は、レベルの高い作品群に驚かれた。
 第2回美術展の様子はhttp://advocacy-cancer.org/ で、ユーチューブ
でご覧いただきたい。
 3回目となる今回は、地元神戸市の後援をお願しようと考えたに過ぎない。
兵庫県の場合は、「芸術文化課」の扱いなのだが、神戸市では「福祉局」では
ないかという。縦割行政の弊害だ。名目後援というのは、名前を貸すだけで
他に何もない。 まして、ポスターや前年度の出展目録を見せているのだから
美術展そのものであることに疑いの余地もない。
 「がん」という文言が入っているだけで、福祉と考える担当者の頭の構造が
大問題だ。
 その上、毎回出展者から寄付の申し出があった作品をチャリーティーしていて
売り上げが5万前後ある。それも一切だめだと言う。たとえ5万円でも駄目なのだ。
チャリティーなら別の機会にしろという。
 我々は、金儲けなど一切やっていない。どこからも支援を受けずに、努力
しながら運営をしているのだ。新たにチャリティー会場を借りる金もない。
 行政がだめなのは、国民や市民が見えていないということだ。こんな連中に
税金を食われているのかと思うと腹立たしい。
 しかし、すばらしい人もいる。今日も「なんとか支援システム作りを考えたい』
と言って下さる市の職員からメールをいただいた。
 人は人材、されど人材でない愚かな奴も多い。上に立つものは、その辺指摘
を受けたら変更が出来るぐらいの柔軟さを持ち続けてほしいものだ。
 震災地の方々も、このような縦割り行政に泣かされているのではないかと
おもう。ボランティアに行っても、行政がしっかりしていないと機能しなくなる。
 愚かなシステムの改善を、国民は声をあげて改善させようではないか。この
システムは、聖徳太子の頃からの官僚システムの名残なのだ。古くてバカらしい。