中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

東大を出れば偉いのか?

私はこのいブログの、他の項目で勉強、読書、経験などを書いているので
ダブってしまうが、ここではまとめて書いておきたい。
 有名大学を出れば、それだけで有能な人材になれるのかというと、
決してそうではないと、はっきり言っておこう。そうではない人を沢山見てきた
からだ。
 子供を持つ親たちは、なんとか有名大学に入れようと、必死で勉強をさせる。
そして良い成績を上げ、良い試験結果を経て希望の大学に入る。
 ここからが問題だ、まず二つに分かれる。
大学進学までに力を使い果たしたものたちと、大学入学後も勉学を続ける
ものとの違いが出てくる。
 大学と言うところで、学ぶ内容はたかが知れている。いくつかの大学教授
に、大学4年間で教える内容を尋ねたことがある。極端な言い方をすれば、
ちょっと分厚い本10札から20冊程度のことを4年間で学んでいるにすぎな
いらしい。その程度を学んで、俺は大学を出たからなどと言っている連中も
いるが、とても人材にはなりえない。
 大学在学中に、授業以上の勉学をするものがいる、そういう連中は、
上級国家公務員になれるだろう。
 ところが、勉学だけでいきなり官庁に入っても役に立つはずもない。問題は
そこから後なのだ。
 他の会社に勤めた連中も、入社後にどれだけ勉強したかにかかっている。
入社後も、勉強を続けた人のみ人材となりうる。サボっている奴は人材とは
なりえないだろう。
 先生と言われる人たち(医師、教師など)も同じだ。いきなり先生と呼ばれて
社会も知らず、鼻だけが高くなっていては、人材とはなりえない。
 人材とは、役立つ人のことである。そのために、絶えず社会をみわたし、
まなび、あらゆる局面に対応できる人間として育っていくものだ。
 その努力なしで、よい人材は育たない。「原子力村」は東大出で固められて
いるのが弊害となっている。ここにも同じような構図があったのだ。