中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

一か八かの大勝負の「水棺」作業

このところ毎日、ハラハラドキドキしている。
福島第1原発でやっている「水棺」に向けての作業が気になるからだ。
下手をすれば、今度こそ救いようがなくなってしまう「水素爆発」が
起こる可能性があり、水の重さで格納容器が壊れてしまうこともある。
水を予定の高さまで入れると5千トンになると言うが、格納容器は
そういうことを想定して作られていない。
もし、大きな余震が襲ってくれば、格納容器が破壊される可能性が
高い。
いずれにしても「水棺」作業は世界で初めてやることであり、成功
するかしないか全く予想がたたない。
それでも、敢えてそれをしなくてはならないほど、追い詰められて
いるのだ。一か八かの大勝負を掛けているのである。
格納容器内の圧力が大気圧より低くならないように微妙な調整
をしながらの注水作業が続けられている。
 
そうことを推測していると、夜もドキドキハラハラしてよく眠れない。
世界中が経験したことのない「大困難」に今直面している。
一つ間違えば日本全部をだめにする可能性が高い。それでも
やらねば収束出来ないというから、原子炉と言うのは厄介だ。
これほど日本中が、いや世界中が注視している中で、中部電力
浜岡原発の再開計画を発表したのには、驚くとともに、その
神経のなさにあきれてしまう。
いったい何を考えているのだろうか。どういう神経をしているの
だろうか、恐ろししい。