中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

原発事故・国際基準「7}に引き上げ

3月30日の「事故の収束」の中で、現時点で国際基準の「レベル5」にしている
ことには問題があり、直ぐにでも「レベル6」に引き上げておくべきだと書いた。
今日の発表では、一挙に「レベル7」に引き上げられた。
 
これは、政府が国民のみなさんに対して、正直に原発事故の深刻さを
示したものだと受け取ってよいのではないか。
今後、避難指示の出る範囲が拡大される可能性が大きくなることも
間違いない。
この時期にどうして一挙に「れべる7」にしたのか。将来、その点についても
明らかにされる時期が来ると思うが、私の推論では、最近の東電が、企業論理
を強めていることと関連があるように思われる。
 
今頃になって、津波に襲われた当時の映像を公開したのも、「だから、想定を
はるかに超える天災だった」 と言いたかったのだろう。
国際的な格下げがあり、株価も上場時より下回ると言う、東電にとっては
危機でもある。だから、企業を守ろうとする動きが活発になっているように見える。
政府は、その様な東電の対応を見ていて、東電に引導を渡すつもりで
「レベル7」の発表に踏み込んだのではないだろうか。
 
いずれにしても、チェルノブイリ事故と同じ レベル7と言うことは、安穏とは
しておられないと言うことであり、何度もも指摘してきたように、自分の命は
自分で守る気持ちで考え、行動しよう。すでに非常事態なのだと認識を改めよう。