中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

「世の中にウソが多すぎる」(3) 「原発の嘘」

 嘘を見破ることが出来るか? 嘘を見破れずに「真実」と思い込んで
しまうかで世の中は大きく分かって来るでしょうね。 国民の何パーセントが
嘘に気がつくか、何パーセントが騙されているかでも世の中が変わるかも
しれません。
 今日は予告のように「原発」について書いていきます。
福島原発で3基の原発が爆発しました。これは世界で最大、最悪の原発
事故なのです。 それなのに、政府は、企業は原発の稼働を止めようとしない
だけではなく原発を世界に売り込もうとしていました。
 「原発は安全」という神話はすでに福島原発の事故で明らかになっていたにも
関わらず、外国にまで売り込もうとしていたのはなぜなのでしょうか。
 政府は「日本は原発の最新技術をもった国」だと国民にも世界にも大嘘を
ついていたのです。
 本当に世界の最先進の原発技術を持っていたのでしょうか??
日本が最初に原発を作ったのは1966年です。イギリスから買いましたが
役に立ちそうなものではなかったのです。 福井県敦賀原発にはゼネラル・
エレクトリック(GE)から原発を買いましたがターン・キーと言う契約でした。
ターン・キーとは日本人がスイッチを押すだけで、設計から何もかもすべてを
GEが行うというものでした。
 美浜にある原発は、アメリカのウエスティングハウスから買ったものです。
福島の事故を起こした原発は1971年にGEから買ったものでした。
 事故後に日本政府主導で輸出をしようtとしている原発は、日立と東芝
「沸騰型」でGEの技術です。 三菱がやっている「加圧式」はウエスティング
ハウスの技術です。 これらの技術は・・すべてが特許で抑えられていて、
輸出しようとしても特許の関係で身動きが取れないというのが「事実」なのです。
 身動きが取れないから、それなら特許ごと会社を買ってしまえ!!と言うことで
三菱も使っているウエスティングハウスを東芝が買い取って子会社にしてしまい
ました。 その結果については・・すでに皆さんがご存じではないでしょうか・・。
 東芝は大損害を被って、大元の「東芝」が傾くほどの被害を受け会社にとって
命ずなであるはずの「半導体」部門まで売りに出す結果となりました。
 そして・・・原発はまだ一基も、海外輸出が実現できていません。 契約先から
どんどんキャンセルされているのが現状です。