中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

本気で心配してみよう米中貿易戦争

 アメリカと中国がぎくしゃくしていることは多くの人が知っているだろう。
スマホ時代だから・・知らない人の方が少ない。 ところが本気で心配
している人がいるのかどうか・と、私は思っている。
 何とかなるさ・・と思っているのか、日本にもとばっちりがあるのかな~
と言う程度に考えているのかな?
 実は、いまのアメリカと中国の関係とほとんどそっくりな状況が日米間
にもあったのだ。 そこから・・少し深く考えてみようと思っている。
 トランプ大統領は中国に対して
 米国の輸入量の20%は中国からである。この数字は1989年当時の
日米の貿易シェアとほぼ同じなのだ。 当時、アメリカのレーガン大統領は
強い姿勢で日本に是正を求めてきたものだった。 貿易摩擦問題は日米
間に大きな亀裂を作っていた。
 結果的には1985年の「プラザ合意」で終結することとなったのだったが、
プラザ合意でひどい目に遭った人たちも少なからずいる。
 プラザ合意は為替調整を主としたもので、米ドルの対円、対ドイツマルク
は50%近く下落したのだった。 プラザ合意以降の日本は一時的なバブル
景気は別として長期不況時代が到来したのだった。
 米国が中国に仕掛けた貿易戦争は、日本の場合と同じような「為替合意」
を得るための仕掛けなのか・・というと、中国の習国家主席はその手に乗ら
ないだろう。 そのために「貿易戦争」になっている。中国がどこまで粘れる
のかわからないが・・日本がそのとばっちりを受けているのは間違いない。
 トランプ氏のことだから・・いっそのこと・・日本も潰してしまえ・・と考えている
かもしれない。 アメリカとメキシコとの合意の中に、その意図がうかがえる。