体力が落ちてきても、何が何でも勝ちたいからと言って
九州場所では15日間で13日も「張り手」「かち上げ」で勝ち星を
重ねて優勝した白鵬。
優勝回数は40回となったが、それでは日本の相撲史に残る
ぢ横綱となれたかというと違う。
暴力事件の発端を作り、暴力を止めることもしなかったことで、
名横綱として名を残すことはできない。
明らかに行司の指し違いだったにも拘わらず、顔色さえ変えずに
勝負だけに拘らないところが品位としての難しさだ。
言い換えるならば、白鵬は「日本語が分からなかった」と言うことに
なるのだろうか。
豊真将という力士を思えているだろうか。まだ引退して間がない。
彼は負けた場合も、土俵上で丁寧な礼をしていたのだった。彼の
潔さ、礼儀の良さに惚れ惚れしたものだった。
彼のような人に横綱になってほしかったのだが、力量が足りなかった。
賞金を受け取って、やったー!というような態度をとる力士は品格が
ないと言ってよい。 プロレスならそれでも良いのだろうが、大相撲は
そこが違うのだ。