中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

セウォル号の悲劇が前大統領を降ろした

2014年4月に韓国南西部の珍島沖で沈没し、今年3月下旬に引き揚げた
旅客船セウォル号の船内で12日午後、人骨とみられる骨片が多数見つ
かり、セウォル号の現場収拾本部によると、国立科学捜査研究院の
専門家が鑑定し、人骨と推定したという。
 セウォル号沈没事故は、今思い出しても痛ましい事故だった。
海流とか強風など複雑な自然条件も絡んで船体を引き上げるまでに年月が
かかり過ぎた。
事故後の韓国政府の対応も遅れがちで、船長逃げ出し事件も含めて遭難者
家族にとっては、いたたまれない心境だったことだろう。
この事故は、朴槿恵(パククネ)前大統領と国民の間に大きな溝を作る結果と
なった。
大統領が国民の側に立っているかどうかが、この事故で明らかになった。
それにしても、事故後の対応の遅さは気象条件を考慮しても、腑に落ち
ないし、悲しい事故だった。